1918年~1961年 設立と消防機器・航空分野への展開
1918年5月に航空機用ゴム部品、消防機器、油圧機器、工業用ゴム製品の製造会社として設立。太平洋戦争時には軍需会社の指定を受け、軍需品の生産を行う。戦後は民需に転換し、消防機器の生産販売を本格化。戦後の経済発展の波に乗り、1950年代には航空機部品の生産もスタートする。
写真:中村庸一郎社長
1918年
5月 櫻護謨株式会社設立。各種ゴムの製造および販売、ゴム工業に付帯する各種加工および販売を事業内容とし、本店を日本橋区呉服町に、事業所(工場)を豊多摩郡代々幡町幡ヶ谷に置く。
写真:大正時代の笹塚
1926年
12月 中村庸一郎社長就任。
1928年
12月 本店を東京府豊多摩郡代々幡町幡ヶ谷1037に移転(現・渋谷区笹塚)。
写真:戦前の本社工場
1942年
7月 相模工場(相模製糸株式会社買収)取得(横浜戸塚区)
1943年
8月 事業目的を航空機部品の製造および販売(1950年4月削除)、ゴム製品の製造加工および販売、各種セロファンの製造加工および販売、合成樹脂の製造加工および販売に改正
10月 陸・海軍大臣より管理工場の指定を受ける。
12月 大日本セロファン(株)より名古屋第一工場(名古屋市北区杉村町字道下2554)を取得。
戦時中 陸・海軍、軍需大臣より軍需会社の指定を受ける。
1945年
5月 本社工場、東京大空襲で全焼
6月 本社工場、復旧建設を開始
写真:焼け野原になった笹塚(1945)
1946年
5月 本社工場完成
1950年
日本初のゴム製消防用ホース「桜ファイヤーホース」の特許登録。製造・販売を開始した。
写真:桜ファイヤーホース
1954年
7月 事業目的に「消防機器の製造及び販売」を追加。消防機器製品の製造・販売を本格的に開始した。
12月 航空機用ホースならびにゴム製品に対するゴム部品、ホース、パッキンについて、航空事業法による運輪大臣仕様承認書の交付をうける。
1956年
7月 事業目的に「航空機部品の製造および販売」を追加、航空機用ゴム製品の製造販売を本格的に開始した。