先輩社員紹介 people
英語力を活かし
海外に向けた
プロジェクトを推進したい
東京本社
T.Y.
2020年入社
営業二部 営業一課
大学では国際系の学部で学びました。大学の就職説明会で櫻護謨の存在を知り、航空や消防などの社会のエッセンシャルな分野で人々の役に立てる仕事に興味を持ち、入社を決めました。現在は航空宇宙関連製品の営業を担当しています。
形になったときの達成感は格別
学生時代の同級生は、IT系やコンサルティング会社に就職する人が多かったのですが、私自身は形のあるモノに携わりたいという想いが強く、製造業を志望していました。
航空や宇宙関連の製品を扱う営業二部に配属され5年目になります。営業というと、飛び込みで商品を売り込むイメージがありますが、櫻護謨の場合、すでに長くお取引のあるお客さまからの依頼がほとんどです。航空機の部品は安全性への配慮から、一度仕様が決まると永続的に同じ部品を使い続けるところがあるので、脈々と続くお客さまを大切にしています。
ご依頼をいただくと、希望の仕様やスケジュールなどを社内に展開し、工場から詳細なフィードバックをもらいます。お客さまと工場との間に立ち、情報をすり合わせながら形にしていくのが私の仕事です。相談の段階から、受注、製造、出荷までの全体を見ることができ、形になったときの達成感は格別です。
仕事をするうえで特に注意しているのが、社内で情報を共有するとき、単なるメッセンジャーにならないことです。仕事ではいろいろな部署とやり取りをし、お客さまの情報や要望を伝えるのですが、どの部署にどのタイミングで発信するべきか、後先のことを考えて決めるよう心掛けています。入社したとき、「全体を見て仕事をするように」と教えられたのですが、仕事を円滑に進めるためにも重要な観点だと思っています。
担当した部品が機体に搭載されて活躍
私が担当している部品が搭載されている航空機が活躍している様子を報道などで見ると、社会につながっている実感がモチベーションになります。ロケットでも航空機でも、ほんのわずかな部品の欠陥が、重大な事故につながるので責任感を持って仕事をしています。
航空部門の強みは設計の段階からお客さまに入り込めることです。基本的にはお客さまから頂いた図面をベースに対応可否の検討を進めますが、細かな仕様が決まっていない事もあるので、過去の実績などの情報から、仕様の提案をします。その際は見逃している隠れた要望がないか、使用する場所や用途など、お客さまから細かく聞き取りをする事が大切になります。実際には全ての要望に応える事が難しい場合もあります。そのときは、どのように対応していくべきか、どこまでお客さまに許容していただくかの調整も必要となります。
櫻護謨は長年の実績があるので、お客様からの信頼も大きい。その期待にどう応えていくかを考えて行動することを大切にしています。
櫻護謨の品質を世界に届けたい
櫻護謨の魅力はみんながフレンドリーで働きやすいこと。上司とは仕事以外にもフランクにプライベートな話もよくします。他部署ともコミュニケーションをとる機会が多く、風通しのよい社風で、入社してよかったなと思います。
得意な英語を活かす機会が多いところも嬉しいポイントです。例えば、海外のライセンサーとの情報交換のほか、今、海外とのプロジェクトを検討しているところなので、協力してもらえそうな海外企業のリサーチや直接交渉などにも携わっています。先日は、アメリカとオーストラリアと日本の3カ国会議をしました。海外の大規模な航空宇宙の展示会に出張する機会もあります。
日本にいると、海外でどのようなニーズがあるのか分かりにくいので、海外の協力会社と話を詰めながら調査を進めていく必要があります。ハードルは高くても、地道に取り組んでいくしかありません。ほかの部門の協力を得ながら、海外とのプロジェクトを形にし、櫻護謨の品質を世界に届けたいと思っています。