先輩社員紹介 people

社会貢献につながり
日々、自己成長と
生きがいを実感

大田原製作所

O.A.

2017年入社
生産部 消防機器課 工程係

O.A.

高校の普通科を卒業後、櫻護謨に入社して8年目。最初の6年間は生産部消防機器課で、消防用ホースのジャケット(筒状の織物)に汚れやホコリの混入がないか、織り地が正常かを目視で確認する作業をしていました。現在は消防機器課の工程係で製造指示等の業務を担当しています。

新しいことを学べる仕事が楽しい

新しいことを学べる仕事が楽しい

私が入社した当時、櫻護謨は創立98周年でした。歴史が深く、消防や航空機用の金具や石油コンビナートに使用する工業用品など人々の生活を支えている会社の一員となり、世の中の人の役に立ちたいと感じ、櫻護謨で働くことを決めました。

入社して6年間は消防用ホースの補強層であるジャケット(筒状に織り込まれた織物)を製造する職場(FH織組職場)に配属され、糸で織った消防用ホースのジャケットに汚れやホコリが混入していないか、織り地が正常かを目視で確認する作業をしてきました。現在は工程係にて、本社や各営業所から届く見積書や納期確認書を確認して、在庫や製造指示、資材の発注などをしながら納期を調整する業務を担当しています。

また、課員の作業日報のエクセル入力や上司に提出する生産実績の作成、原材料等発注、毎月の棚卸後の在庫数入力なども行っています。

工程係を担当してからは、品質保証部・技術部・物流部・資材部・工務部などとも交流ができました。多くの役割があって組織が成り立っていることを実感できます。それに、材料の調達から完成品の出荷まで全ての過程を見守れるのは工程係だけ。時々、間違うことはありますが、日々確実に製品を出荷できていることにやりがいを感じています。

失敗は成長できるチャンス

櫻護謨での経験を通して、あらゆる面で成長できていると感じています。FH織組職場でジャケットのチェックをしていたときは、地道な作業にコツコツと取り組む力が鍛えられました。

また現在の工程係は、業務内容が非常に細かいのですが、新しいことを学ぶ楽しさがあります。

昨日できなかったこと、分からなかったことが、今日はできるようになる、理解できるようになるのが面白くて、大げさじゃなく「生きがい」につながっています。

仕事では、できるだけ失敗をしないように気をつけています。工程係の私が指示を間違ってしまうと、違うものが出来あがってしまいます。もちろん人間なので、失敗はするものです。以前、製品をつくるために必要な製品在庫の有無を確認し忘れてしまい、慌てて仕入れ先に納入をお願いしたことがあります。

大切なのはその失敗をどう活かすか。何がダメだったのかを考えて、少しずつでも克服していくことが大切ですし、成長できるチャンスだと思っています。

自分の成長が会社の成長につながる

自分の成長が会社の成長につながる

櫻護謨に入社して良かったのは、従業員のみんながやさしく、人間関係が良好なこと。工程係の担当になり間もない頃、通常では対応できないような短納期の注文を受けたことがあります。正直、間に合わないと思っていたのですが、現場と相談して何とか希望通りに納品することができました。また、ある大きな不具合が生じたことがあり、何百本もある製品全てを確認しないといけないことがありました。この時は、あらゆる部門からたくさんの人が集まり、みんなで協力して作業をしました。あらためて社内の絆を感じました。

今後は、消防用ホースの検査作業の精度をより高め、かつ作業員の負担を軽減するために、検査の自動化にチャレンジしたいと思っています。そのために展示会や協力会社との打ち合わせに参加して知識を深めているところです。ただ、現在の技術では、人間の目視で見えにくいところは機械でも難しいらしく、自動化への道のりは長そうですがチャレンジを続けていきます。

成長したいという意思を持ち、毎日の行動を変えていくことが私は大切だと思っています。高い意識を持って仕事に取り組むことで周囲が共感しフォローしてくれます。それが、結果的に自分の成長、そして会社の成長につながると思っています。

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