先輩社員紹介 people

検査は最後の砦
失敗をしても全てが
自分の成長につながります

大田原製作所

O.Y.

2016年入社
品質保証部 検査課 検査二係

O.Y.

昔から細かなモノをつくるのが好きで工業高校を卒業後、櫻護謨に入社しました。現在は航空宇宙関係の金属配管やホースの耐圧・気密試験や完成検査を行い、不具合のある製品の流出を未然に防ぐ業務を担当しています。

極めて厳しい航空宇宙関連製品の部品検査

極めて厳しい航空宇宙関連製品の部品検査

人命にかかわる消防機器関連製品、航空宇宙関係製品を製造している櫻護謨の存在を知り、多種多様な製造経験を積めるのではないかと思ったのが、入社の決め手でした。品質保証という間接的にモノづくりに関わる部署に配属されて9年目になります。

航空・宇宙関係の部品は、わずかなキズが漏洩や割れの発生につながるため、厳しい検査が必要です。具体的には、実際の製品にかかる2倍の圧力をかけ、漏洩や変形がないかを検査し、さらに精度をあげて確認する際は、ヘリウムや窒素、空気など、細かい粒子の気体を使って検査・測定をします。

検査は製品納入前の最終工程です。モノをつくる上で、不具合は必ず起こり得る事象ですが、その不具合を検査員が発見し、顧客への流出を未然に防ぐことができたときは、本当にやりがいを感じる瞬間です。

製品の不具合の原因を特定するのが難しいときがあり、製造前に遡って探していく作業は大変です。キズにシビアな製品を扱うので検査にも気をつかいます。過去に検査作業中、製品にキズをつけてしまったことがあり、営業や生産現場に迷惑をかけたことがあります。そういった失敗があると落ち込みますが、今後の後輩への指導に役立つ事例になるので、学びや成長につながっています。

とにかく人間関係が良い環境が魅力

櫻護謨の魅力は人間関係がとても良いところです。

時に、1人では納期に間に合わなそうな検査が回ってきたときは、上司や先輩が手助けしてくれて無事に納期に間に合わせることができることもあり、そういった方が周囲にいることは本当に有難いですね。

営業や技術など他部署とのコミュニケーションは欠かせません。例えば、作業するなかで、もう少し設計が良ければスムーズに組み付けできると思ったときは、技術部門に改善を依頼することがあります。そういった場面でもどの部署の方もやさしく協力的なので助かっています。

検査する上で、少しでも違和感があれば工程やその製品自体に何か問題がある可能性を疑い、詳細を確認するようにしています。「まあ、いいか」で済ましてしまうと、後に大変な問題になってしまいます。そして、経験を積むことで小さな違和感に気づき感じ取れるセンサーが身に着いてきたと思います。

検査をする上で、自分だけでは判断ができないことがあれば、すぐに上司や先輩など周囲に相談できる環境があります。気軽に相談できるので、自分で抱え込まず、仕事の透明性を保てるところがあります。コミュニケーションを取りやすい環境は仕事の精度を守るためにも重要な要素だと思います。

櫻護謨は自分を成長させてくれる場所

櫻護謨は自分を成長させてくれる場所

失敗は誰にでもあることですが、そこで落ち込み続けるか、プラスに考えて、同じ過ちを繰り返さないように対策するなど、次の行動ができるかで成長の度合いは大きく変わっていくと思います。経験の全てが自分の成長につながっていると思えるので、頑張れるんです。

入社当時は仕事を覚えるのが精一杯で、しがみつく感じだったのですが、試行錯誤するうちに、どうしたら効率よく回せるのかが分かってきて、作業スピードが上がりました。自分のなかの工夫だったのですが、ずっと一緒に働いてきた上司に「速くなったな」と声をかけていただきました。自分を見ていてくれる人がいること、そして認めてくださったことが本当にうれしかったです。

今後、作業をもっと効率化できるように改善点を見つけていきたいと思っています。昔ながらのノウハウで作業することが多々あるので、新しいツールや機器を取り入れて、改善を目指すところに挑戦したいです。どんなことがあっても負けずに上を向いて進んでいきたいと思っています。

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