先輩社員紹介 people

最先端分野で新技術を
駆使した製品開発に
やりがいのある毎日です

大田原製作所

M.T.

2016年入社
技術部 技術開発課

M.T.

大学院では工学研究科(化学系)で「生命の起源を探る」をテーマに、宇宙を模擬した環境でアミノ酸の前駆体を作り分析する研究をしていました。化学の知見を活かせるメーカーである櫻護謨に入社して8年目。現在は最先端分野である金属3Dプリンタを使用した製品の設計・製造を担当しています。

手掛けた製品が形になる喜び

手掛けた製品が形になる喜び

就職活動では、大学院で専攻していた「化学」の知見を活かせるメーカーを志望していたところ、ゴム製品を扱う櫻護謨の存在を知りました。さらに調べてみると、ロケットや人工衛星などに関連した事業があることを知り、「宇宙」という私の研究テーマとの共通項があることにフィットしました。

入社後すぐは、航空技術課に配属され、航空機、ロケット、人工衛星などに使用される金具などの設計や検討を手掛けていました。2年目からは新たに導入した金属3Dプリンタを使用した製品の設計や製造を専属で担当しています。

先日、大型のプロジェクトで私が手掛けた金属3Dプリンタで製造した製品が実機に搭載され、無事に成功したと知りました。飛行する物体の部品ですから、それに対する要求は非常に高く、一つひとつに対応してクリアしていく必要があります。ですから、今回のように初期段階の運用ルール作成から手掛け、モノづくりの工程の全てを一から成功まで導けたことが本当にうれしく、やりがいを感じました。

金属3Dプリンタの利用は最先端分野で、社内では誰も手掛けたことがない技術領域です。ですから、必然的に社内で情報が浸透しているのは私だけですし、最も知識があるのも私になってしまう。自分の力を発揮できることにやりがいを感じる一方で、周囲の人には説明不足にならないように注意しています。

周囲の温かさに支えられ今がある

櫻護謨に入社して良かったのは、周囲がやさしく温かく接してくれることです。もともと私は人とコミュニケーションを図るのが苦手なタイプで、人付き合いに苦労することが多いのですが、人と関わらずして仕事はうまくいきません。また、自分一人で全てのことを完結できるはずもなく、周囲を信頼して任せていくスキルも不可欠だと思っています。

その点、櫻護謨で働く人たちは、誰もがやさしく、入社して8年目になる今も人間関係で苦労することはありません。人と人との距離が近くて働きやすく、心地よい環境だからこそ、少しずつコミュニケーション能力が身に着き成長を感じています。

視野を広く持ち社会に貢献していきたい

視野を広く持ち社会に貢献していきたい

今後は自分の手掛けた製品が実社会に搭載されるような事例を増やしていきたいと思っています。今は無人のものだけですが、いつか航空機など有人の飛行にも搭載できる製品をつくっていきたいですし、厳しいお客さまの要求にも応えていきたいという夢があります。

今は金属3Dプリンタという最先端技術に携わっていますが、将来もこの仕事が残っていくかわかりません。技術は常に進歩し世の中も変化しているのですから、過去や現在に固執せず、新しいことにチャレンジしていく意識が重要だと思っています。

これから就職を考えている学生のみなさんには、ぜひ、学生のうちにいろいろな視点を持ち、視野を広げてほしいと伝えたいです。学生時代は自由な時間が多いですから、いろいろなことに挑戦できると思います。広い視野を持たないと、どうしても視点が凝り固まってしまい、新しいものが入りにくくなります。遊びでも何でもいいので、いろいろなものに興味を持ち経験してください。

私も一人のエンジニアとして、さらに視野を広げ新しい技術に挑戦し、100年以上続く櫻護謨の成長と発展に貢献できたらと思っています。

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